アーマードコアの新作が出た(10日ほど前に)
アーマード・コアⅥのストーリークリアしました
ルートはレイヴンの火
今回も人類種に仇なすすべてを焼き尽くす黒い鳥でしたね
AC6は紛れもなくアーマードコアでした
10年の時を経て、ソウルシリーズで積まれたものを取り込みながら進化したACでした
ACらしいシナリオのえぐみもありつつ4系からの音声のみながら軽快なNPCとのやり取りは高難易度なゲーム性を飽きさせることなくクリアに導く
今回もソウルシリーズ同様絶妙な難易度調整の賜物でしょう
まあ僕は全部ミサイルに頼ってしまったのですが
世にファーロンのあらんことを
ミサオンを恥じることはありません、肩のミサイルは多彩で左右迂回、垂直、時差連射、プラズマ水平、垂直と多彩な機動で敵を追い詰める、まさに猟犬にふさわしい装備です
常に敵を補足して発射のタイミングに気を付けてさえいれば回避に専念できるのもミサオンの長所です
そのための軽量二脚です
プレイ中ずっとNEXUSのミサイル回避ミッションの気分がついて回ってました
だからエヴァンジェカラーにしてるんです
世にファーロンのあらんことを
そういえば今作、武器のバランスに関して
長距離絶弱なの世界設定から決まってるみたいですね
誰も使わないこと前提にして長距離FCS実装するの本当にフロムらしくて好きです
使えるもんなら使ってみせろと言わんばかり
僕は嫌ですよ、ミサイル撃てないのは
近接が強いのは何かと謎の多いコア理論からも来てるんでしょうね
ネクスト程ではないとは言え、あのゲームスピードで長距離武器は当てるのも困難でしょうけど
あとスピード感の割に戦闘エリアも狭いし
スピード感は距離を取るミサオン軽量機だからかもしれませんが
アーマードコアの固め+ソウルシリーズの致命=隻狼の体幹と忍殺
更にそこからアーマードコアにフィードバックしたACSスタッガー
ゲーム性をうまく高めてくれてます
スタッガーを取るか取らないか、取ったら近接で攻めるか大火力を叩き込むか
そのプランニングと駆け引きが面白くこれは人間のキャラクターではできない、ロボゲー独特の演出になってます
楽しい
今回十年ぶり新作ということで幾度も世界を焼き払ってきた歴戦の鴉達も全く新しい挑戦と新規層と同じような心構えでいたようで
まあ僕は飛べるブラッドボーンの気持ちで挑んでみたんですが
アーマードコアでしたよ
シリーズ変わる事にガラリとイメージを変える今までのアーマードコアでした
発売前から星5評価の我々レイヴンは、しかし上層ディレクター陣不在で発表された今作のアーマードコアというものへの狂気的な解像度に驚愕させられた
まあ産みの親たちも実際少しは関わってるんだろうけど
ともかく俺はあまりインタビューとかリークとかトレーラーとか事前情報を摂取せずに騙されに行くつもりでやってるので
フロムのいいところ全てが詰まったいつもの満足度100%overの作品でした
ただ今作は要素の開放が順を追ってなので新規層にも優しい、シリーズファンにはできない中でやりくりする楽しみがある
アセンにしてもパーツの種類は初代くらい少くなってるのも優しい
いいところはだいたい先人がレビューしてる通り
俺が一番気に入ってるのはやはりシナリオ
主な登場人物としてウォルター、エア、ラスティ、ミシガン、カーラといる
それぞれの人となりに共感し支援するもよし、傭兵らしく目的と分離するもよし、主人公の振る舞いや決断はプレイヤーの解釈次第
まあ大体のゲームってそういうものなんだけども
この主人公C4-621はヒーローじゃない
もちろんヒーローとして振る舞ってもいいが
今回一周目としてレイヴンの火エンドに辿り着いたわけだけど
俺はゲームの一周目の決断による分岐は一生そのゲームの思い出になるので基本的に621はウォルターの遺志を第一にする人物となった
ルビコニアンであるエアとその同胞を滅ぼすとしても、人類の多くをしに追いやるとしてもウォルターの遺志を継ぐ
というか人類の死もコーラル汚染を防ぐこともルビコニアンの滅亡も621の目には映ってなかったとも思える
コーラルが生命であり人類とコンタクトが取れるとして、コーラルの意思は人類と共存したいとか、価値観の合う合わない、そういった事は621の狂気の前には何者にもならなかったのかもしれない